美岳山の山裾に広がる風光明媚な土地・姫ノ宮。
近年は街の中心街の開発も進み始め、ずいぶんと小洒落た街になってはきたものの、まだまだ昔話や民話などが根付く、穏やかな土地。

そんな街で育ってきた福津 勇(ふくつ ゆう)は取り立てて将来への夢や目的を持っていない平凡で変哲もない少年。そんな勇が姫宮学園1年生の初夏。姫ノ宮・夏の大祭「神追祭」を約半月後に控えたある日、学校帰りになにやらちみっちゃいモノを拾ってしまう。
姫神
それは昔話にある、神追祭で追うべき土地神様であった。
更にあろうことか、神様は勇の幼なじみである朝香真名(あさか まな)に取り憑き、勇にある願い言いつけた。
姫神
ゆくがいいと言われても、どこにいるかそもそもどんな者たちなのかも分からないままでは捜しようもない。途方に暮れる勇に、神様は自分の霊力を分け与える。姫ノ宮生まれ姫ノ宮育ちである勇も、そこまでされては否とも言えず、渋々ながらも神様の近侍たちを追う役目を請け負うことになる。
奇しくもそれは、昔話「神追い」の物語の再現であった。
しかし、勇が追う神(の近侍たち)は3人。
近侍たち
「昔話よりも3倍大変ってことじゃないか! 褒美も3倍出るんだろうなー!?」

果たして勇は、神(の近侍たち)を追って捕らえることができるのだろうか?
そして、捕らえたあとに神様からもらえる褒美とは?

だがしかし、近侍たちをただ捕らえるだけではこの物語は終わらない。
本物の土地神様に選ばれた少年は、神追祭の儀式で「神様役」にも選ばれてしまう。

それは偶然か必然か。
今ここに、神様に選ばれた少年の、エッチでコメディな物語が幕を開ける!